米粒のような独り言

アラサーオタク女性の独り言です。文章とお絵描きが好きです。おにぎりボウズくんというオリジナルキャラクターを描いて楽しんでいます。※無断転載などご遠慮ください。

美容院は苦手

こんにちは、おにぎり成です。

マグカップが割れたので新しいものを購入。いい歳して…と思ったけど、かわいいものはかわいい。楽しそうなぼのぼのくんとシマリスくんを見てると元気が出る。
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昨日は半年振りの美容院に行った。私の髪質は毛が太い癖毛で、放置するとライオンの毛のようにモサモサになってしまう。本当は頻繁に髪を整えに行った方が良いと思うが、美容院は苦手なのでギリギリまで放置してしまう。昨日も約15cmくらい切ってもらった。

私の通っている美容院は50代後半ご夫婦が経営しているが、夫婦仲がすこぶる悪い。ご主人が癖の強い性格をしているからか、奥さんをよく振り回すらしい。ご主人に何か指示されるたびに奥さんが静かにキレている様子が見て取れる。基本的にご主人の呼び掛けには返事をしない。心の中の舌打ちが今にも聞こえてきそうだ。

ご主人は職人気質な性格をしているが、美容師さんらしくやはり口数が多い。私が「こんな感じになりたいんですけど」と写真を見せると「おにぎりさんの髪質だとこうはならないよ」と毎回言われる。その後、そうならない理由をたくさんの専門用語で説明されるので、私は相槌マシーンと化して最後には「あ、じゃあそんな感じでお願いします」と全てお任せしてしまう。

短く切ってほしいと伝えると「おにぎりさんの髪質だと浮いてくるから」と言われて「どうしても、ということなら切るけど僕もプロだからプロの視点からお客様の髪を見て~○✕□@ゑ♨」と熱く語られた後、結局切ってもらえない。

以前、私も何を血迷ったのか、吉瀬美智子の写真を見せて「こうなりたいんですけど」と伝えると、「おにぎりさんの顔の骨格だとこうはならない」と言われた後、なぜ吉瀬美智子がこの髪型が似合うのかということを延々と語られたときは「もう…もうやめて…私が悪かったから…」と逃げ出したい気持ちになった。

そんなわけで、約3年間この美容院に通っている私もさすがに学習をした。今回は半分ディスりのようなアドバイスはされない。完璧な注文ができるはずだ。

私はマスクの下にふてぶてしいにやけ顔を浮かべながらカット前のシャンプーに挑んだ。少し高さのあるシャンプー台にどうぶつの森の椅子の座り方と同じように座る。

シャンプーの匂いが我が家で使っている犬用シャンプーと同じ匂いで、少しソワソワしてしまったがカットに備えて平常心を取り戻した。

そしてとうとうカットに移り「おにぎりさん今回はどうする?写真とかある?」と聞いてくるご主人に、写真を見せても結局切ってくれないくせに…と心の中で悪態をつきながら、一応用意した写真を見せた。

「この写真だと~毛先が…」と表情が険しくなるご主人に、待ってましたと言わんばかりに「長さを!だいたいで良いので!このぐらいに切ってください!あとはお任せします!!」と早口で伝えた。珍しく「あ、そう?」と納得するご主人。

今まで幾度となく選択肢を誤っていた私だが、どうやら今回はお気に召す注文だったらしい。難易度SS級の乙女ゲームかよ。やれやれ。

気を取り直して雑誌の最後のほうに載っている占いの記事を読む。私の星座には「なにやらおもしろの神が舞い降りてきそうな気配です。あなたの中に笑い最強説のようなものが芽生えてきて、何が起きても笑えたら100点!というクレヨンしんちゃんのような生き方を目指したくなるのかも。ほほーい、素晴らしいゾっ♪」と書いてあった。

今月、私は野原しんのすけくんのような生き方を目指すそうです。

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撮らせてもらった。

ではまた。

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