米粒のような独り言

アラサーオタク女性の独り言です。文章とお絵描きが好きです。おにぎりボウズくんというオリジナルキャラクターを描いて楽しんでいます。※無断転載などご遠慮ください。

同僚に茶化された1日

おはようございます、おにぎり成です。

昨日は出勤途中で黒猫を轢きそうになりました。

 

ノロノロと走る車の前を横切る黒猫。そこまでスピードは出ていなかったが、驚いて思い切りブレーキを踏んだ。「ガガガッ」と鈍い音が車内に響いて車はピタリと止まった。黒猫はそのまま走り去ったのだろう。どこにもいなかった。

後ろから車が来ていなかったので事故も起こらず、ホッと一息ついて車を走らせたが、ふと一抹の不安が過る。

「本当に猫を轢いていないのか?」

停車した場所に黒猫の姿はなかったが、もしかして撥ね飛ばしてしまったのではないだろうか。何かにぶつかる音も聞こえなかったが、音楽でかき消されてしまったのではないだろうか。考えれば考えるほど不安になる。私は何の罪もない黒猫を傷付けてしまったのではないか。

車を見れば真相がわかるはずだ。私は早く会社に着きたかった。

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会社に着いて駐車しようとすると、車の陰から肥満気味の同僚がニョキッと出てきた。誰もいないと思っていたので本当にびっくりした。黒猫の件もあったので余計に驚いたのだ。

鬼の形相で同僚を睨み付けたが、同僚は気付いていない様子で「眠いな~」という顔をしていた。本気でムカついた。

車を見ると何かにぶつかった形跡はなかったが、心配だったので仕事をサボって猫が飛び出してきた道を見に行った。何事もない、いつもと同じ道だった。やはり轢いていないようで心底安心した。

 

今度こそ落ち着いた私はお昼ごはんを買いにコンビニに行った。ラムネが売っていたので思わず購入。私は童心をくすぐられるものが大好きだ。

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ラムネを開けようとしたが、固くて開かなかった。肥満気味の同僚に開けてもらおうと思って同僚を探すと、外から帰ってきたばかりの同僚は手を洗っていた。

同僚が手を洗い終わるのを黙って待っていたが、同僚は私に気付いていなかったので振り向いたら驚くだろうなと思ってニヤニヤしながら待っていた。振り向いた同僚は案の定「うおっ」と驚いていた。思った通りの反応だったので私はマスクの下で不敵な笑みを浮かべた。

 

「ラムネ開けて」と頼むと同僚はご自慢の漲るパワーで「かったいなあ…」と言いながらラムネを開けてくれた。

「はい」と手渡されたラムネを飲むと炭酸がぶわっと溢れて床にこぼれた。同僚は「ラムネって一口目そうなるんですよね」と言ったあと「子供か」と言って笑っていた。そのように同僚が人を茶化すことは珍しい。

本気でムカついた。

 

では仕事にいってきます。

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