米粒のような独り言

アラサーオタク女性の独り言です。文章とお絵描きが好きです。おにぎりボウズくんというオリジナルキャラクターを描いて楽しんでいます。※無断転載などご遠慮ください。

空を飛んだ日

こんばんは、おにぎり成です。
今日はひとりパラグライダーに挑戦しました。
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空を自由に飛んでみたいという、のび太のような願望を叶えるため、パラグライダーというものをやってみることにした。ラッキーなことに車で50分という近場にパラグライダー体験施設があったので、2週間前に予約して、そして今日、いよいよその日を迎えたというわけだ。
2日前に「強風のため飛べるかわからないので前日になったら連絡します」と言われた。
「これで飛べなかったら私のことだから気が変わって二度とパラグライダーに挑戦することはないだろうな」と確信していた。
何とかその日に飛びたい。その日でなければ意味がない。そんな圧の強い祈りが神様に届いたのか、前日に「西風が強いので離陸場所が変更になりました」と連絡がきた。飛べるには飛べるらしい。
私はアホの子なので「飛べるのか…それはそれで何だかめんどくさくなってきたな…」と、温厚な神様もさすがに血走った眼で睨み付けるような、ふてぶてしいことを考えていた。
考えれば考えるほど憂鬱になるので、とりあえず寝ることにした。

そして今日。早起きをするつもりだったが、前日の白ワインが響いていたのか、なかなか起きることができなかった。「眠い、ダルい、行きたくない」その三拍子を唸るように唱える。
浮腫でパンパンになった顔を見て、理不尽なこの世界に絶望と怒りを覚えたが、何とかストレッチ20分とHIIT10分をこなして、8時に自宅を出発。
待ち合わせ時間は9時。離陸場所が変更になったので片道40分という、さらに近場になった。良かった。

待ち合わせ場所に着くと、すでにふたりのインストラクターさんが待っていた。60代くらいの男性と50代くらいの男性で、私と一緒に飛んでくれたのは50代くらいの男性だった。物腰の柔らかい優しそうな人で安心した。
車で20分の場所にある離陸場所に一台の車で向かう。道ではない道をガタガタと車体を揺らしながら登っていく。
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そして離陸場所に着くと、インストラクターさんがさっそく準備に取り掛かった。カメラを持ってきたと伝えると「どんどん撮ってください!」と言ってくれたので撮らせてもらった。
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そして準備はすぐに出来て、心の準備もままならないまま、飛び立つ時間になった。「とにかく走りきってください!」と言われたので、私はインストラクターさんとパラシュートを背中に感じながら、がむしゃらに走り出した。
そして気付いたときにはふわりと地面から足が離れて、私は確実に空高く飛び立っていった。
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ただひたすらに感動した。
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空が綺麗だった。
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ゴオゴオと激しい風の音が耳に響いていて、身体はふわふわと優しい揺れを感じていた。f:id:hoshigakikun:20211215234706j:plain
しかし私は酔った。飛行時間は僅か10分。長いと感じるか、短いと感じるかは人それぞれだとインストラクターさんは言っていた。私は猛烈に地上に降りたくなった。
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そんなことを考えていると、あっという間に着陸時間になった。徐々に近付く地面を見ると「もう少し飛んでいたかった」と名残惜しく思った。不思議だ。

着陸場所は車を止めた広場だった。その場で料金をお支払すると、インストラクターさんはふたりとも爽やかに立ち去っていった。
一緒に飛んでくれたインストラクターさんがもうひとつの離陸場所を教えてくれた。そちらの離陸場所のほうが高い山の上にあるらしい。
「よかったら帰りに見に行ってください。また飛びましょう!」と言われたので、そのままもうひとつの離陸場所を見に行くことにした。
長くなるので明日に続きます。
今日はこの辺で。ではまた明日。

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