米粒のような独り言

アラサーオタク女性の独り言です。文章とお絵描きが好きです。おにぎりボウズくんというオリジナルキャラクターを描いて楽しんでいます。※無断転載などご遠慮ください。

手術した話

こんばんは、おにぎり成です。

今日は粉瘤の手術をするために総合病院に行きました。

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hoshigakikun.hateblo.jp

 

朝9時の病院内は相変わらずひどく混み合っている。この近辺の人間が全員集まっているのではないかと思うほどの賑わいだ。

受付を済ませて2階にある皮膚科に向かう。すぐ奥にある待合室に呼ばれたので、ブログを書きながら待っていると、目の前にある引戸が勢いよく開いた。少し驚いて目を向けると、前回と同じ担当の先生が仁王立ちでこちらを見下ろしながら「どうぞお入りください」とぶっきらぼうに言った。

先生は抑揚がない話し方で、どちらかというと事務的な印象を与えるタイプの先生だ。元気ハツラツな人間が苦手なので、私にとっては心地よい温度感である。

先生は手術の説明をしながら「コロナ患者が増えているのでPCR検査をさせてもらいますが良いでしょうか?」と聞いた。良いもなにも仕方ないことなので、首を縦に振ると手術より先にPCR検査を受けることになった。

看護師さんが検査室に案内してくれることになったのだが、看護師さんの足が速くてついていくのに必死だった。まるで次のダンジョンに案内してくれるゲームキャラのようだった。あのゲームキャラ、足速すぎ。でも追いつくまで待ってくれる。

 

検査室にひとりで待っていると、先ほどの担当の先生がやってきた。この先生が検査するのかと思いながらボケーと見てると、先生は「では失礼します」と言って細長い棒で鼻を突いてきた。私はそういう検査をされたことがあまりないので「ギャア!!」と心のなかで叫んだ。

思ったより深く突いてくるので、思わず仰け反って逃げてしまった。「頑張ってくださいね」と、先生に注意されて背中を定位置に戻す。またしても棒は鼻の奥を目掛けて進んでくる。

痛くて仰け反る私。クスッと笑う先生。

「はい、お疲れ様です」と労いの言葉をかけてくれる先生のことを「カフッ」と変な声をもらしながら恨めしそうに眺めた。ヘロヘロになりながら検査室を出て、涙を拭って次のポイントに向かった。

「次はどこだろう…」と頼りなくフラフラしていると「おにぎりさん、こちらですよ!」と看護師さんに呼ばれた。案内された席には注射器が置いてあったので、またしてもげんなりした。

「点滴しますけど、貧血で倒れたことはありますか?」と聞かれたので「ありません。でも苦手です」と小さな抵抗をみせる。

看護師さんは苦笑しながら無慈悲にも注射器を強めに刺した。グググという音が聞こえてくるようだった。

看護師さんは押し込んだ注射器をテープで固定して、そのまま皮膚科に戻るように案内した。

ズキズキする腕の痛みを感じながら皮膚科に戻ると「PCRの検査結果が出るまで1時間ほどかかるので座って待っていてください」と言われた。ガーンとハンマーで叩き付けられたような衝撃だった。この状態で1時間ほど待つなんて気が狂いそうだ。

「じゃあ検査結果が出てから点滴してほしかったよ…」と心のなかで力なく呟いて、おとなしく席に座った。腕を動かしたくなかったので小説を読むこともできない。

点滴していても小説ぐらい読めるだろうと思っているのだろうか?甘いな。こちらはパイプ椅子で人差し指を切っただけで貧血を起こす弱者だぞ。

そうは言ってもこれも仕方ないことなので、私はこうしてブログを書きながら待つことにした。ブログをやっていて良かった。

 

長くなるので2回に分けます。

ちなみに今は手術痕がめちゃくちゃ痛い。

ではまた。

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