米粒のような独り言

アラサーオタク女性の独り言です。文章とお絵描きが好きです。おにぎりボウズくんというオリジナルキャラクターを描いて楽しんでいます。※無断転載などご遠慮ください。

無口ないぶし銀

こんにちは、おにぎり成です。
これは昨日の日記です。


昨晩の宴の影響で、なんだかダラダラとした朝が始まった。とはいえ私の朝はいつもこんな感じであり、何ならいつもより少し早めの起床である。父と兄嫁は昨晩飲み過ぎたらしく、疲労感が顔に表れていた。
兄はいつも通りの様子のまま「雑煮が食べたい」と言って、余ったカニで出汁を取ってカニ雑煮を作っていた。
カニ雑煮を食べたあと、兄嫁は少し横になると言って部屋に戻り、兄はひとりで「マリオカートと「あつまれどうぶつの森」をやり始めた。
そしてその様子を見ていた父もソファーで寝始めて、結局兄も「疲れた」と言って父の横で寝てしまった。

私は兄が遊んでいた「あつまれどうぶつの森」で引き続き遊んだ。釣りを楽しんでいると「チョウザメ」が釣れたので「うお!チョウザメ!」と驚いてしまった。
するとそれまで寝ていた父がバッ!!と起きて「チョウザメは淡水魚だからな」と呟いて、すぐにまた寝た。なぜチョウザメに反応したのだろうか…。

昼になって全員起きたのでお昼ごはんを食べに行き、そのまま夜ごはんも買いに行くことになった。私が「せっかくだからドンキに行こう」と言うと、兄は「ガチャガチャやりたいだろ」と言った。ドンキにはガチャガチャがたくさんあって、クレーンゲームもあるので、私はドンキが好きなのだ。

美味しいお昼ごはんを食べたあとは予定通りにドンキに行った。ドンキに着いて私たちはガチャガチャコーナーに向かった。ガチャガチャコーナーにはドンペンのフィギュアがあったので、私はドンペンフィギュアをGETした。

その後クレーンゲームコーナーに行くと、ハシビロコウのぬいぐるみが私の目に止まった。それはぬいぐるみをアームで取るわけではなく、ピンポン玉をアームで掬って落とし、転がったピンポン玉が輪っかの中に入るとハシビロコウのぬいぐるみが貰える、というものだった。
私は「どうせ取れないと思うけどやってみよう」と思って、100円を投入してクレーンゲームを始めた。

すると意外にもアッサリとピンポン玉は輪っかの中に入っていった。輪っかから落下して転がっていったピンポン玉は、金網のようなものが敷かれた道をコロコロと転がっていく。
私は「一発で取れた!」と興奮しながら店員さんを呼びに行った。父と兄夫婦はそんな私を待ちながら「すげー!」と言っている。

少しだるそうな表情をした店員さんが、ハシビロコウのクレーンゲームの前で足を止めると「これ、取れてないですね」と言った。
よく見ると金網の四角部分に赤く塗られた部分が数箇所ある。どうやら輪っかの中に入って転がっていったピンポン玉が、その赤く塗られた部分でピッタリと止まらないとゲームクリアにならないらしい。
「なにこれ無理じゃん!!」と愕然とする私。兄は変な熱が入ったらしく「これを取るまで退かない!!」と言い出した。私たち家族はそれぞれ100円を投入してクレーンゲームを続けた。

ピンポン玉を掬って落とす。ピンポン玉は金網のスペースに止まるが、一向に赤い四角部分には止まらない。大量のピンポン玉が金網スペースを埋めていくので、店員さんを呼んでピンポン玉を退かしてもらった。

すると店員さんが赤い四角部分の隣にピンポン玉を置いた。店員さんは「…こうするとココに止まりやすいので…」と無愛想にそう言った。
跳ねたピンポン玉が事前に置かれたピンポン玉に当たって赤い四角部分に入る、そういう仕組みらしい。
無愛想な店員さんの背中が輝いて見えた。

しかし合計800円使ってもピンポン玉は赤い四角部分に止まらない。「これ、全然できん…」と諦めかけていたそのとき、兄嫁が「成ちゃんのために取る!!」と言って、勇ましくクレーンゲームの前に立った。
兄嫁がアームでピンポン玉を2個掬い、輪っかに落下させる。落下したピンポン玉のひとつは跳ねて赤い四角部分ではないところに止まった。続いて落下したピンポン玉は最初に落下したピンポン玉の隣に止まった。

そこは赤い四角部分であった…!!

私たちは歓喜した…!!兄嫁とハイタッチをして飛び跳ねる私。後に兄嫁は「あんなに嬉しそうな成ちゃんは初めて見た」と語る。
私は急いで店員さんを呼びに行き、ハシビロコウのぬいぐるみを取ってもらった。ハシビロコウの種類はふたつあって、私は「目付きの悪いほうをください」とお願いした。

大人なのに子供よりはしゃいでしまって、冷静になると少し恥ずかしくなったが、嬉しかったので仕方ない。
ハシ山ビロ夫は宝物になった。

その後ドンキを出た私たちは近所の神社に初詣に行った。私はもう初詣ではないが、父と兄夫婦が今年から置かれたおみくじを引きたいと行ったので、一緒に行くことになったのだ。
父は末吉、兄嫁は中吉、兄は大吉だった。
兄らしい結果である。

夜ごはんを食べたあと、兄が「あつ森でマグロを釣るまで帰れま10」と言い出したので大変だった。結局マグロは釣れないまま兄夫婦は帰宅した。

そして私は日記を書きながら寝落ちしてしまったというわけ。今年も良い正月であった。
今日の日記はまた夜に。
ではまた。

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