こんばんは、おにぎり成です。
ベルセルク作者、三浦建太郎先生の訃報に動揺を隠せなかったです。
ベルセルクは兄の友人からお勧めされたことで出会った漫画だ。まだ兄が大学生の頃、いきなり我が家にやって来たその友人はなぜかベルセルクを持って来ていて、そしてなぜか妹の私が借りることになったのだ。
借りたベルセルクは兄に返却してもらったので、私は彼に一度しか会っていない。その後二度と彼に会うことはなかった。
交友関係が広い兄なので不思議なことではないが、私は彼がベルセルクというを不朽の名作を私に教えるために存在した妖精だったのではないかと思う。もっと大袈裟に言えば、彼は私にベルセルクを教えるためにこの世に生を享けたのだ。
確実に違うと思うが、それほど彼が私にもたらしたことは金賞級の善行だったのである。
グリフィスに襲い掛かった惨烈な出来事や蝕のシーンなど、ベルセルクは数々のトラウマを私に植え付けたが、それほど強烈に人の心を揺さぶる作品を産み出したことは、神の領域に等しい行為だと思う。
ベルセルクは未完の名作となってしまったが、それでも永遠に色褪せることはない。何度でも読み返して楽しませていただく。
三浦先生にたくさんの感謝と心よりご冥福をお祈りいたします。
