米粒のような独り言

アラサーオタク女性の独り言です。文章とお絵描きが好きです。おにぎりボウズくんというオリジナルキャラクターを描いて楽しんでいます。※無断転載などご遠慮ください。

やさしい記憶

こんばんは、おにぎり成です。

どんなときでも自分を大切にしたいですね。
f:id:hoshigakikun:20211024201651j:image

 

今日は二回目のワクチン接種二日後。昨晩は平熱なのに寒気がして、いよいよ来るか!?と身構えていたが、高熱など風邪の症状が出ることはなかった。

少しの熱と少しの関節痛と少しの寒気。微熱まではいかない微妙な状態。近付きそうで近付かないアイツとの距離って感じ。

そんなわけで散歩やたけまりさんなど、いつものルーティンが出来そうな雰囲気だったが、なにかあっても困るので今日は一日大人しくしていた。

 

ワクチン接種二日後だからという大義名分を得て、心置きなくダラダラしていた。昼に起きてそれからボーッとしていたので、今日はなにもない一日だった。

活動できるけどあえて寝ているこの状態が、小学生のころに熱っぽいと嘘をついて学校を休んだ、あのときに似ている。

「お母さん、熱があるんだけど」と言うと、母は「どれ…」と言って私の額に手を当てながら「少し熱っぽいね」と、神妙な面持ちでそう言うのだ。母の手のひら体温計は狂っていたので、熱っぽいと言えばだいたい学校を休むことができた。

そんなときは「まあ動けるっちゃ動けるけど」と思いながら、ベッドのなかで「みんなは学校なのに家で寝ている私」という背徳感をしっかりと享受するのだ。

プリンやヨーグルトを買ってきた母に「ちょっとしんどい私」を演出する。そして夜になると母が作ってくれた卵粥を食べる。これでもかというほど湯気がでた卵粥に、ふうふうと息を吹きかける母を今でも忘れることができない。

学校が近いから聞こえてくるチャイムの音、定期的に部屋を覗いて安否確認してくる母、たまに塩辛い卵粥。

もう二度と戻らないやさしい記憶だ。

 

少し体調が悪いと何だか辛気くさくなってしまう。大人になると心細い夜もひとりで過ごさないといけないのだ。

誰にも頼ることはできないし、誰も助けてくれない。だからこそ自分で自分を大切にする。命が終わるその瞬間も、自分だけは最期まで一緒だ。

こんなことを書いていたらだんだん復活してきた。明日は絶好調だろうな。

ではまた。

ブログランキング・にほんブログ村へ