こんばんは、おにぎり成です。
どんなときでも自分を大切にしたいですね。
今日は二回目のワクチン接種二日後。昨晩は平熱なのに寒気がして、いよいよ来るか!?と身構えていたが、高熱など風邪の症状が出ることはなかった。
少しの熱と少しの関節痛と少しの寒気。微熱まではいかない微妙な状態。近付きそうで近付かないアイツとの距離って感じ。
そんなわけで散歩やたけまりさんなど、いつものルーティンが出来そうな雰囲気だったが、なにかあっても困るので今日は一日大人しくしていた。
ワクチン接種二日後だからという大義名分を得て、心置きなくダラダラしていた。昼に起きてそれからボーッとしていたので、今日はなにもない一日だった。
活動できるけどあえて寝ているこの状態が、小学生のころに熱っぽいと嘘をついて学校を休んだ、あのときに似ている。
「お母さん、熱があるんだけど」と言うと、母は「どれ…」と言って私の額に手を当てながら「少し熱っぽいね」と、神妙な面持ちでそう言うのだ。母の手のひら体温計は狂っていたので、熱っぽいと言えばだいたい学校を休むことができた。
そんなときは「まあ動けるっちゃ動けるけど」と思いながら、ベッドのなかで「みんなは学校なのに家で寝ている私」という背徳感をしっかりと享受するのだ。
プリンやヨーグルトを買ってきた母に「ちょっとしんどい私」を演出する。そして夜になると母が作ってくれた卵粥を食べる。これでもかというほど湯気がでた卵粥に、ふうふうと息を吹きかける母を今でも忘れることができない。
学校が近いから聞こえてくるチャイムの音、定期的に部屋を覗いて安否確認してくる母、たまに塩辛い卵粥。
もう二度と戻らないやさしい記憶だ。
少し体調が悪いと何だか辛気くさくなってしまう。大人になると心細い夜もひとりで過ごさないといけないのだ。
誰にも頼ることはできないし、誰も助けてくれない。だからこそ自分で自分を大切にする。命が終わるその瞬間も、自分だけは最期まで一緒だ。
こんなことを書いていたらだんだん復活してきた。明日は絶好調だろうな。
ではまた。