米粒のような独り言

アラサーオタク女性の独り言です。文章とお絵描きが好きです。おにぎりボウズくんというオリジナルキャラクターを描いて楽しんでいます。※無断転載などご遠慮ください。

おめでたい日

こんばんは、おにぎり成です。
今日は兄夫婦の結婚式です。


兄夫婦が結婚して早四年。コロナ禍や仕事の都合でなかなか結婚式を挙げることが出来ず、四年経った今日、いよいよその日を迎えることができたのだ。
結婚式は親族だけで行われたので、兄の親族からは父と私。兄嫁の親族からは兄嫁のご両親と兄嫁のお姉さんご夫婦が参列された。

そんなわけで今朝は9時から美容院に行ってきた。キメキメの髪型だと疲れるので、ゆる~い感じにセットしてもらった。
セットをしてくれている奥さんとお話しているとき、私がちょっと自虐的な話をすると「そんなこと言ったらだめ~(落ち着いた大人の口調で)」と言ってくれるので、それが楽しくて調子に乗ってたくさんお話をしてしまった。
人見知りの私だが、この美容院の奥さんとは気兼ねなく話ができる。

セットが終わって帰宅後、すぐにタクシーに乗って駅まで行き、そして新幹線とタクシーに乗って式場までたどり着いた。
私は全く緊張していなかったが、父は人前式ということで神父さんの代わりに誓いの言葉を言わなければいけなかったので、なにやら緊張気味であった。
しかし私も式場に着いて待合室で兄嫁のご家族と初対面すると、ガチガチに緊張してしまった。兄嫁のご家族に挨拶をしたあと、私はずっと下を見ながら、レンタルした小さいカバンを開けたり閉めたりしたり、汚れてもいないのにカバンの金具部分を拭いたりしていた。
「私ってこんなに人と話せなかったっけ?」と思うほど、モジモジしながら話をしたり、挙動不審にソワソワしていた。
仕事では話せるんだ、私は。お給料をいただいているから頑張ってコミュニケーションを取らないと、と意識しているから。
それなのに今日はなんだ?何故だ?何故話せないんだ?いい歳した大人がみっともないぞ…そんなことを考えながらその場から消えたくなってしまった…。

しかし挙式の時間になってチャペルに移動すると、兄嫁のご家族と離れて座ることになり、私は余裕を取り戻して「この固い椅子が絶妙に座りにくいですな」と憎まれ口を叩けるようになった。父は緊張のせいで口数が少なかったので、固い椅子についてはノーコメントだった。

兄嫁が制作したというムービーが流れて、挙式が始まった。皆が感動で涙を流すなか、私は家族の前で泣くのが嫌なので感情を無にしていた。そのおかげで涙は溢れなかった。
兄夫婦がバージンロードを歩いて入場してくる。兄は私と目が合うと終始不敵な笑みを浮かべていた。よくわからないが私も不敵な笑みを返しておいた。

挙式後は撮影タイムということで、色々なパターンで何枚も写真を撮ってもらった。兄が兄嫁のご両親と写真を撮るとき、すごく控えめなピースをしていたので「控えめなピースしとる」と茶化してしまった。カメラマンさんはツボに入ったのか結構笑っていた。

撮影後は食事に移り、私は今日初めて食べ物を口にした。お腹が空きすぎて挙式中も「お腹が空いた」しか考えられないほどだった。
洒落たご飯、うまし。

和気あいあいと楽しく食事の時間を過ごすことができた。私は人見知りだが、兄嫁ご家族は太陽のような性格の兄嫁ご家族らしく、明るく優しく私にも話しかけてくれた。
兄嫁のお姉さんご夫婦もアニメと漫画好きらしく、私は好きな漫画の話をすることができた。しかし私は「殺し屋物の漫画が好きだ」と余計なことを言ってしまって、こんな華やかな席で話すことじゃなかったな…と反省した。オタクは自分の専門分野になると周りが見えなくなる生き物なのだ…気を付けよ…。

兄嫁ご家族から「今度こちらに遊びにきて」と言ってもらって、私はなんだか嬉しい気持ちになった。式場の人もみんな良い人たちだったし、すごく良い時間だったな~。全員が楽しそうで幸せそうだった。結婚式は良いものだな。
他にも書きたいことはあるが眠いので終わり。
ではまた。

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