米粒のような独り言

アラサーオタク女性の独り言です。文章とお絵描きが好きです。おにぎりボウズくんというオリジナルキャラクターを描いて楽しんでいます。※無断転載などご遠慮ください。

瞳の奥で光ってる

こんばんは、おにぎり成です。
日曜日は待ちに待った藤原竜也さんのイベントでした!


前日はイベントのために早寝をしたおかげで、当日はベストコンディションで目覚めることができた私であった。
朝6時に起床して、7時ちょいには家を出た。父に車で駅まで送ってもらい、新幹線で品川駅まで向かう。今回は片道1時間半という時間があっという間に感じた…慣れだな。
品川駅に着くと朝ごはんを与えていない腹が疼いたので、立ち食い寿司屋に寄った。この立ち食い寿司屋も今回で2回目なので、こちらも慣れたものだ。
本当はお酒を飲みたかったが朝なのでやめた。隣の席の人は日本酒やらビールやらを豪快に飲んでいて、朝とは思えないほどの良い飲みっぷりだった。彼はこの後1日どうするのだろう…。

立ち食い寿司屋を出て、次の目的地は池袋だ。品川駅から池袋駅まで片道25分ほどかかるらしい。
絶対に椅子に座りたかった私は気合いを入れて電車の到着を待った。日曜日なのでホームは人で溢れ返っている。こんなにたくさんの人間に囲まれることがあまりないので、ちょっと憂鬱な気分になる私。憂鬱ではあったが、座席争奪戦には見事に勝利した。
私はこう見えて、一時期は電車通勤をしていたこともあるし、東京にも4ヶ月だけ居たことがあるのだ。なので座席争奪戦には負けない自信がある。今回も光の道筋が見えたからね。光の道筋に沿って無駄のない動きで前に進み、無事に席を勝ち取ることができたというわけ。

電車に揺られて池袋に到着後、マップを開いて目的地まで歩こうとしたが、駅付近はマップが正常に機能しない。
しかし私はこう見えて、仕事で地図を見ながら行ったことがない場所に行くことが多いので、今回も地図を読み取り無事に目的地である「ガチャポンのデパート池袋総本店」に辿り着くことができた。
ガチャポンのデパートということで、世界最大級となる約3000台のガチャガチャが置いてあるらしい。これは胸が踊る!

私はワクワクしながらガチャガチャで埋め尽くされた店内を見て歩いたが、よく見ると同じ種類の台が複数ある。しかもそこまで珍しいものもなく好みの台もない。
周りの子供たちは楽しそうにガチャガチャを回しているが、無駄に目が肥えた大人である私はどんよりと気分が沈んでいく。同じ台ありすぎでしょ…。
せっかく来たので1回だけガチャガチャしようと思って、ポケモンのガチャガチャをガチャガチャすることにした。お目当ては大好きなゲンガーだ。
ポッチャマかい…(申し訳ないがクソデカため息)

肩を落として来た道を戻っていくと、池袋にはアニメイトやゲーセンがたくさんあることに気付いた。またしてもせっかくなのでアニメグッズが売っている店に入ろうとしたが、開店前だったのでトボトボと引き返した。
ゲーセンでもちいかわの小さいぬいぐるみを取ろうとしたが、全く取れなかったので諦めた。なんだかパッとしない旅である。
しかしここは池袋。池袋といえば「デュラララ!!」のメイン舞台ではないか。ここで誰かと真面目な顔をして鬼ごっこをすれば、アニメの登場人物のような気分になれるのかな。敵から逃げる主人公的な。そんなことを考えてワクワクしていた。アニメ脳バンザイ。

イベントの時間が近付いてきたので、会場の近くまで行くことにした。事前に会場を確認してから、休憩できそうなカフェを探してケーキと珈琲をいただいた。美味であった。
入場の時間になったので会場に向かうと、たくさんの女性たちが列を作って歩いている。先程まで余裕綽々だった私だが、緊張で拳を強く握りすぎて左小指を痛めてしまった。指折れた?というほど左小指がズキズキと痛み出し、結局その痛みは30分ほど続いた。

ザワザワと賑わう会場のなかで45分間ひたすら待ち続けた。そして待ち続けた時間が良いスパイスとなり、藤原竜也さんが入場してきたときには興奮のあまり失神しそうになった。
ファンクラブの規則によりイベントの詳細は書けないが、公式が発表している内容に沿って感想だけ書かせてもらう。

藤原竜也さんに初めてお会いして感じたことはオーラがとんでもなかったということだ。かっこいいとかイケメンとかそういう次元ではなく、その全てに美しさと神々しさを感じた。
何よりも歩く姿が素敵だった。背筋を伸ばして踵から真っ直ぐ踏み出す。胸を張って堂々と歩く姿は感動すら覚える。あんなにスマートに歩く人間を私は初めて見た。飾り気のない素直で気さくな性格にも惹き付けられた。

最後に藤原竜也さんがファンひとりひとりに挨拶をしてくれたのだが、藤原竜也さんと対面した瞬間に爽やかな風がブワッと吹き荒れて私は卒倒しそうになった。
あんなに目力が強い人間も私は初めて見た。瞳の奥がキラッキラと輝いていて、私はひょうたんに吸い込まれて封印される悪党のように、そのまま瞳のなかにヒュンッ!と吸い込まれそうになった。
今でも藤原竜也さんの姿が頭から離れない。今回のことは脳に記憶されているというより、瞳の奥に焼き付いて離れないというイメージだ。思い出そうとすると目に意識が集中する。

あの時間は完璧だったが、ひとつ後悔があるとすれば、スマホの画質が悪すぎたということだ。
藤原竜也さんを撮影させていただく時間があり、藤原竜也さんが会場内を歩いてくれたのだが、私のスマホは最低限の機能しか持ち合わせていない画質悪すぎスマホなので、藤原竜也さんの姿を上手に撮ることができなかった。
写真を見返しても後悔で肩を落としてしまうのであまり見返していない。周囲を見渡すと一眼レフで連写する人やiPhoneで綺麗に写真を撮っている人がいて、心底羨ましくなった。
このスマホに不満などひとつもなかったが、4年ほど使って初めてこのスマホが憎いと思った。
次の機会があれば一眼レフを持っていく!

そして興奮冷めやらぬまま地元に戻った。

落ち着く場所でお酒と料理を楽しみ、余韻に浸りながら歩いて帰宅。50分ほど歩いたせいでヘトヘトになったので風呂に入ってすぐに寝た。
一晩開けたが疲れは取れず、昨日も寝落ちしてしまった。疲れの原因は色々あると思うが、歩いて帰宅したことがとどめの一撃になったようだ。足が痛い。
タクシーで帰ってもよかったが、星を見ながら余韻に浸ったあの時間が最高だったので、特に後悔はない。

昨日も今日も仕事で気に食わないことがあったが、比較的穏やかな気持ちでいられた。何故かというと、私は今までの私ではない。藤原竜也さんと対面した私なのだ。あの神々しいオーラを前にしたことを思えば、会社で起きた問題など取るに足らない小さな出来事なのである。

来年もまた会えるかな…そんな淡い期待を抱きながら、まだまだ余韻に浸っている私であった。
ではまた。

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