米粒のような独り言

アラサーオタク女性の独り言です。文章とお絵描きが好きです。おにぎりボウズくんというオリジナルキャラクターを描いて楽しんでいます。※無断転載などご遠慮ください。

好きな空気感

こんばんは、おにぎり成です。 
小林薫さんが好きだー!!藤原竜也さんの次に好きだー!!


病み上がりの怠さはどこかムカつく。ウイルスの「まだ自分ここにいまっせ」という態度が憎たらしいのだ。治ったのか怠いのか、ハッキリしなさいよ(怒)
どことなく気怠いなか仕事をしていたわけだが、やはり仕事に身が入らない。そんなときは自分に優しくなろうと思い直して、こんなこともあるさとボサッと働いた。
こういうときに歩いていると「なにも考えずに歩いていられたら幸せだな」と思う。休日の散歩のようにふら~っとボケーっと歩いていたい。特に今日は冬の散歩日和だった。風は穏やかで空は青くて日差しがあたたかい。私がおばあさんになったら、きっとよく歩くおばあさんになるだろうな。そんなことも思った。

怠いからご飯は程々にしたかったが、久しぶりの外食で炒飯を食べた。おかゆやうどんなど消化に良いものしか食べていなかった腹に、油まみれの米がダイレクトに流れ込む。
食後は腹がチクチクと痛んで最悪だった。痛みを耐えながら仕事をしているときに上司と先輩に話し掛けられて、元気なく返事をしたら仕事で落ち込んでいると勘違いされて励まされてしまった。病み上がりと腹痛でしんどいだけなのに申し訳ない。でも申し訳ないという感情でさえ今は怠い。仕事に向けるエネルギーが不足していることをひしひしと感じた。早く復活しなければ。


私は今プロフェッショナルと噂されている西さんと隣の席だ。西さんは余計なことを一切話さないし、信頼している人としか関わらないので、職場の食事会には絶対に参加しない。背が高くてガタイが良くてイカツイ顔をしている西さんは、やるべきことを淡々とやって確実に成果を出す。
私はそんな西さんの仕事に対する姿勢を尊敬している。こういう仕事の仕方をする人は貴重で珍しい。この仕事に限らず西さんの仕事振りは勉強になるし参考にするべきだ。いつか西さんのようになりたいので、私は西さんの行動を密かに盗み見ている。
そんな西さんも珍しく「疲れた…」と呟いていた。私は「西さんも疲れるんだな」と思った。ちなみにこの「西さんも〇〇なんだな」はシリーズ化しており、事あるごとに「西さんもご飯を食べるんだな」「西さんも他人と笑って話すんだな」「西さんも驚いたりするんだな」と考えたりする。どうやら私は西さんのことをサイボーグかなにかだと思っているらしい。


あと、加瀬さんの話。
アルバイトの加瀬さんは社歴が長い。転勤族の人たちが集まるこの事務所のなかで、加瀬さんは誰よりも長くここで働いている。
加瀬さんは華奢で色白で眼鏡の似合う静かな女性だ。休日はネコと遊んでいるらしい。そのネコの名前も独特で愛らしかった。
ミステリアスなAB型で真面目な性格。仕事はそつなくこなすので、皆から「加瀬さんに任せれば間違いない」と評価されている。一見クールに見えるけど小動物のように可愛らしく、話すときに目を見開く癖があるから、綺麗な茶色の瞳がよく見える。身に付けているものも洗練されていておしゃれだし、クルクルのミディアムヘアも似合っていて素敵だ。
そんな加瀬さんの周りにはうすい膜のようなものが張っている。他人から身を守るためのバリアが、加瀬さんの周りには存在しているのだ。
私は「うすい膜を張っている」人種が好きだ。他人から身を守る術を知っている人。たくさん傷付いて、もう傷付きたくない人。
「厚い壁」ではなく「うすい膜」そのぐらいの人が私は好き。あとAB型の人も好きだな。あとネコっぽい人。そういう人の空気感が心地よいと感じる、最近のこと。

ではまた。

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