米粒のような独り言

アラサーオタク女性の独り言です。文章とお絵描きが好きです。おにぎりボウズくんというオリジナルキャラクターを描いて楽しんでいます。※無断転載などご遠慮ください。

つ、つかれ…た…

こんばんは、おにぎり成です。
以前「恋愛はプライベートなことだから相手の印象など詳細なことは書かないようにする」と明言したが、やはり今回の日記では少しだけ書かせていただく。苦手な方がいたらすみません。あと長い日記です!


今日は先週の宣言通り、午後は婚活パーティーに行ってきた。午後からということで早起きをしてやることをやってから、片道1時間30分かけて会場まで車を走らせた。自宅から会場までかなり遠いが、敢えてそれを選んだ。近くの会場だと知り合いに合う確率が高くなるような気がして嫌だったからだ。
身支度をしているときも運転しているときも、私はひどく憂鬱になった。「婚活するぞ!」と決めたにも関わらず、まるで誰かに強制されているかのような気持ちになって、私はお門違いの被害者面で会場まで向かった。

余裕をもって自宅を出たおかげで、会場付近には早めに着いた。とりあえず腹が減ったので近くのカフェで昼ご飯を食べることにした。注文したハンバーグを食べているときも、私の気分は沈んだままで「もうキャンセル料を支払って帰ろうかな…」と悩んでいた。あと少し気持ちが傾けば、間違いなくパーティーに参加することなく帰っていた。しかしそんなことはパーティーを主催している方々にも、パーティーに参加したかったのに定員オーバーで参加できなかった方々にも失礼すぎる。さらに言えば高い料金を支払って真剣にパートナーを探しにきている男性たちにも失礼だ。

私は逃げ腰になっている自分に喝を入れて、カフェを出て会場まで歩いた。そろそろ受付の時間だ。きっと一度行けば満足するはず。だからこの一回は気合いを入れて挑もう。そう、これはタスクなのだ。このタスクを処理しないと人生の先に進めないシステムになっている。だから行かなければならない。自分で決めたことなのだから。

めちゃくちゃでかい施設の最上階が会場になっている。会場に向かう途中で腹を壊してトイレに行ったが、なんとか無事に辿り着くことができた。
会場にセッティングされたいくつかのテーブルは、男女が向かい合って座るような配置になっている。私は指定された席に座ると、さっそくそれに続いて男性が向かいの席に座った。まだパーティーは開始されていないが、男性はとても緊張している様子だった。そしてそれは私も同じだ。というか、全体的に緊張感が漂っていて、会場はお通夜のような雰囲気に包まれている。緊張が伝染している、そう思った。

婚活のシステムを説明されてからパーティースタート。まずは向かいの席の人と会話をして、時間がきたら男性が隣に移るという流れだ。
最初に会話をした男性も今回が初めての婚活ということで、お互いに不馴れながら会話を進めた。あまりガツガツと話をするような人ではなく、だけど静かに誠実さが伝わってくるような、とても良い人だった。私は最初に会話をした男性がこの人で良かったなあと思った。

約2時間、合計で20人近い男性と会話をして、私も他の人たちもみんなヘトヘトだった。

最後は好印象だった相手の番号を第二候補までカードに記入をしてスタッフの方に渡す。そして「マッチングした人は場所を変えて連絡先を交換するように」と言われた。私はカードに候補を書くか迷った挙げ句、第一候補だけ記入することにした。
たくさんの男性と話をしたが、驚くことに徒歩10分ほどの近所に住む男性がいたのだ。絶対に同じ市内の人間はいないであろうと思っていた。それほど遠くまではるばる来たのだが「え!?○○市!?」とプロフィールカードに書かれていた居住地を見てお互いに驚いた。
そして相手が「△△という場所に住んでいます」と先に言ってくれて「私も△△に住んでいます」と伝えて「近くに××があります」「私の家の近くにも××があります…!」というような感じで、めちゃくちゃ近所に住んでいることが判明した。相手は仕事の都合でこちらに引っ越してきたので地元の人間ではないが、わずか5分で見知らぬ人間の身元が判明してしまった。
同じ歳で、知り合いに会いたくないから遠路はるばるここまで来たことなど、いろいろと共通点があった。これもなにかの縁ということで、カードに番号を書かせてもらったのだ。それは相手も同じ気持ちだったようで、結果的にマッチングが成功した。

こんなにたくさんの男女がいたというのに、マッチングしたのはたったの三組だけだった。その中には私が最初に会話をした男性もいる。とても良い人だったから幸せになってほしいと勝手に思った。あとの一組は、会話をしていて「この人…驚くほどにまともでちゃんとしている…」と感じた男性だった。この男性も良い人だったので幸せになってくれ…(合唱)

あとはお好きにどうぞ、とスタッフの方々が去っていったので、私たちふたりは駐車場まで共に歩くことにした。東西に分けられている広々とした駐車場。その端っこに停めてしまった私は数分間歩くことになる。相手も同じ方向に停めたと言ったので、雑談をしながら車まで一緒に歩いた。
「あ!あれが私の車です!」「え!隣に停めてあるのが僕の車です!」…思考回路が似ているのだろうか。なんだかおかしくて笑ってしまった。

来週末にカフェで会う約束をして、私は高速を使ってサッサと去った。運転中にお互いの車がちらつくのが嫌だったのだ。相手は別の道を選んだらしく無事に別れることができた。なんだかホッとして、パーティーの疲れがどっと押し寄せた。本当に疲れた。本当に…疲れた…。

今回この男性とラインを交換したが、お付き合いのことまでは、まだあまり考えていない。それは相手も同じ気持ちだと思うが、とりあえず友人として少しずつお互いを知れたらな~と思う。その結果、良いなと思ったらそれは良いことだ。

そして私はもう二度と婚活パーティーには参加しないだろう。心から疲れた。休日にこんな思いはもうしたくない。一生ひとりでいい、そう思うほどだった。
私は接客スイッチをオンにしたのでまだ話せたが、会話が苦手な人たちは本当に大変だったと思う。隣に座っていた女性に「疲れましたね…」と話し掛けると、彼女もかなり疲弊している様子だった。たしかにそれほどハードな空間だった。
だが、どの男性もしっかりとコミュニケーションを取ろうとしてくれて、それは素直にありがたかった。場に慣れてきたら話していて楽しかったし、本当に良い経験になった。
でもしばらく出会いの場はいらないや…まあ今回マッチングしたのでそれは当たり前の話だが…複数人と関係を同時進行することなど、私にはできない。
とりあえずこれからは仕事に生きて、今回マッチングした男性とはお互いの負担にならないように気軽な感じで関わるようにする。


予防線を張っているわけではないが、誰と一緒になっても一緒にならなくても、きっと自然なことであって、それはもうそれで良いのだ。私が私を絶対に幸せにするから、どんな状態だって私は私の味方だから。
それはなにかに付随する自信ではなく、自分の存在そのものに対する絶対的な自信だった。だからなにも怖いことなどない。私は私を心から信頼している。

これにて婚活編は終了だ…。
今後は仕事に集中する方向でいきます。
長々とすみません、ではまた。

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