米粒のような独り言

アラサーオタク女性の独り言です。文章とお絵描きが好きです。おにぎりボウズくんというオリジナルキャラクターを描いて楽しんでいます。※無断転載などご遠慮ください。

あおいはる

こんばんは、おにぎり成です。
BLUE GIANT」よい!!


【ジャズ】
むかし、一瞬だけ東京に住んでいた頃。近所にあるバーで飲んでいたら、隣りに座った男性と話をすることになった。その男性はピアノをやっていて、近くにあるジャズバーでよく演奏をさせてもらっていると言っていた。「明日演奏するのでよかったら来てください」と誘われたので、暇だった私は翌日そのジャズバーに行くことにした。
田舎娘の私はジャズバーに行くのも初めてで、ライトに照らされたピアノと、静かに演奏の準備を始めた男性を見てワクワクと心が踊った。「なんだか私、大人の女性みたい」と足のつかない丸椅子に座りながら、そんなことを思った。
そして「ポロン、ピロン」とピアノの音色が聴こえたその瞬間。男性が演奏とともに突如雄叫びを上げ始めた。たしか「ア゛ーーーーー!!!!」という感じだった気がする。
「!?!?」と反応する私と周囲の観客たち。そんなことはお構いなしに奏でるメロディーに乗せて世の中に対する不満を激しく吐露する男性。
数分続いた演奏、いや雄叫びは「オレは、オレは、オレはーーーーー……!!!!」と宙に咆哮して終わり、私は最後までポカンと口を開けて呆気に取られていた。音楽は自由であり、それ自体なにもおかしいことはないのだが「ジャズ」と「ピアノ」というイメージとはかけ離れた表現であった。
初めて演奏を聴いた私を気遣うように、マスターが「なんだかごめんね…」と謝ってきた。その様子を見た私は「きっと男性はいつもこんな感じなのだな」と悟った。
隣の席の女性が拍手をしながら「よ、よかったよね…」と引き攣った顔をして呟いていた。私は「なんだかとんでもない光景を目の当たりにしたな…」と変な高揚感に包まれていたのであった…。


【ツメ】
先週購入した、塗り重ねるときれいな桜色になるマニキュア。3回ほど塗ると好みの色合いになるが、爪の端が白く浮き立ち、汚い仕上がりになってしまう。しかもすぐにところどころマニキュアが剥がれてくる。
マニキュアショップの店員さんにトップコートというものを一緒に購入するようにオススメされたが、あまり必要性を感じなかった私は購入しなかったのだ。
そこのお店のトップコートはすごく人気のものらしい。ああ、買えば良かった。プロの意見は聞くものだと、今になって激しく後悔している。ドラッグストアで購入したものだとなんだか微妙で、また買いに行きたいなあと思うが名古屋なので気軽に行けない。
次に行くときはトップコートも絶対に買おう。そして今よりももっと上手に塗れるようになっていよう。
華やぐ爪に春を感じながら、まだ遠い先の日常を愛しく想う今日この頃。


【姪っ子】
華奢で小柄な兄嫁のお腹がぽっこりと大きくなっていた。
実家の近くに土地を探している兄夫婦は、昨日の夜ご飯の時間から実家に来たのであった。前日から夜ご飯を仕込んでいたのだが、一度家に帰ったのに職場に忘れ物をして往復20分間無駄にした。本当、自分に腹が立つ!!
そんなこんなで帰宅して一息ついたときには夜ご飯がすでにできていた。私は自分が仕込んだハンバーグだけ焼いたのだが、お腹いっぱいになっているはずの兄嫁が「美味しい!美味しいよ!!」と言いながらハンバーグを2個も食べてくれたので嬉しかった。兄嫁は太陽を意味する純粋な「陽キャ」なのである。
生まれてくる子は女の子らしい。男の子の可能性もゼロではないが、今のところは女の子ということだ。
姪っ子か…姪っ子…姪っ子…か…。姪っ子が大きくなったら一緒に綿あめを作るんだ…あと大きなマシュマロを一緒に焼くんだ…散歩も一緒にするんだ…。
姪っ子の誕生が心から楽しみだ。叔母という権限を使って、世の中の楽しいことをたくさん教えたい。どんな名前にするのだろう。まだなにも決まっていないらしいが、はやくその名を口にしたいと願う。


【今日】
風が穏やかで日差しがやわらかい今朝。春の陽気に包まれた目覚めのあと「布団を干さねばっ」という使命感に駆られた。
シーツや枕カバーを洗って布団とぬいぐるみ達を干す。父は「遊びに行く」と言い、兄夫婦は「りんご飴を買いに行く」と言って家を出ていった。こうして私の休日がスタートする。

家の掃除を一通り終えてヨガを楽しんだ私は散歩をすることにした。ちょうど買いたいものがあったので、片道20分間の距離にあるドラッグストアとホームセンターで買い物をして帰ろう。そう決めた。

散歩、大好き。自然の音に耳を傾けながら空を眺めてゆったりと歩く。仕事をしていると忘れてしまう、生産性のない、ゆるやかなただの私。それを思い出すためにこうして歩くのかもしれない。
ずっとこんな感じでいたい。仕事もなにもしないで、どうぶつの森みたいな世界観で生きていたい。でもお金がないと生きていけないから、いまは踏ん張って頑張ろう。いつか散歩をしてご飯を作って、家庭菜園をして掃除をして、そんな日々を心置きなく過ごせるように。頑張ろう。

この花が咲き始めると春がきたのだと実感する。
あおくて小さい花。

重い荷物を抱えてペプシを飲みながら帰宅。

家について久しぶりのブタメンブタメンは小、中学生の頃によく食べた。懐かしい大好きな駄菓子。

夜は昨日兄が作ってくれた酢豚の残りを食べながら「BLUE GIANT」と「パレード」を観た。胸が熱くなる作品だ…。
明日は仕事にちょっと行く(闘志)
ではまた。

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